書斎

ー癒しの空間

平成19年9月13日発行


 現役時代には勤務先に仕事机があり、自分の家に書斎を持っていない人が多いと思います。しかし、退職後には趣味のため、あるいは癒しの空間としての書斎が必要になります。

 男性の場合、書斎は「男の城」、「男の隠れ家」などといわれるように、たとえ狭くても自分だけの居場所を作ることがセカンドライフにおいて大切なことです。

 誰にも邪魔されずに1つのことに熱中するための空間が書斎ですから、書斎はただ漫然と作るのではなく、そこで何をしたいのかという目的こそが何よりも重要です。

 これまで書斎を持っていなかった人は改めて自分の生き方に合った書斎を作ったり、すでに書斎を持っている人は今後の生活を考えてリフォームをしたりする必要があります。狭い家でも探す気になれば使われていないスペースがどこかに見つかるものです。

 これから書斎を作られる人のため、どのような目的の書斎があるかを挙げてみたいと思います。

●自分自身と向き合い、思索にふけるための書斎
 現役時代には、多くの人は立ち止まって自分自身の生き方などをじっくり考える時間的余裕がありません。書斎で誰にも邪魔されずに一人になって思索にふけたり、音楽を聴いたりしみては如何でしょうか。ストレス解消にも大切な場となります。

●創作活動を行う場としての書斎
 書斎は知的生産の場でもあります。執筆、作曲、工芸品作り、絵画など様々な創作活動を行う場として書斎を作ることも考えられます。

●新しいことを吸収する場所
 人から強制されてやるのではなく、これまでやりたかったこと、あるいは新 しくやりたいことをやる生涯学習の場としても書斎は大切です。読書やパソ コンなどから新しい知識や情報を入手することによりセカンドライフを豊かなものにすることが出来ます。

●自ら発信していくための書斎
 最近はインターネットが普及し、個人が書斎から世界に向けて情報を発信することが容易になってきました。自分のホームページを作製したり、ブログに自分の意見を書き綴ったりすることも出来ます。趣味で行う創作活動を多くの人に認めてもらうことも出来るようになりました。

 どのような目的の書斎を作るかが決まれば、どのような環境を作ればよいかが決まってきます。場所や大きさ、インテリアなどは個人ごとに工夫すれば、こだわりの居場所が出来あがります。

 書斎に必要なものも、予算の範囲内で用途と好みでいろんな組み合わせが可能です。デスクは必需品ですが、部屋の大きさや形,用途に応じていろんなものを選択することが出来ます。趣味の作業をするのであれば,使い勝手の面から作業台の方が利用価値があります。

 書斎で過ごす時間が長い場合には、少々出費がかさんでも椅子だけはこだわった方がよいと思います。そのためには実際にショールームなどへ足を運び,座ってみて自分に合った椅子を選びたいものです。最近の椅子は,人間工学に基づいて造られており,デザインも材質もよくなっています。座り心地のいい椅子は,体をリラックスさせてくれます。

 本棚、収納家具は、計画を立てた上で必要以上に大きいものではなく使い勝手の良い収納家具を購入することが大切です。蔵書などが多い場合には、大き目の本棚を用意する必要がありますが、その際には床の補強工事を忘れないようにすることも大切です。

 蔵書はいつの間にか増えてしまうのが常です。せっかく壁一面の本棚を作っても、何年かすればその本棚にすら収まりきらなくなって、本棚を追加する必要に迫られます。とくに部屋を広く使いたいと考えている人には、大切な資料となる本以外は、一度読んだら処分してしまうことも考えなければなりません。

 書斎になくてはならないものが照明器具です。デスクワークにはデスクライト、読書にはフロアスタンドと用途に応じて適切な照明器具を用意する必要があります。最近は目に優しい照明器具がたくさん出回っていますので、デザインなども考慮の上、選択するとよいと思います。

 書斎の雰囲気には壁の色が関係しますが、同時に、壁に自分好きな絵画を掲げるとか、部屋に気に入った置物を配するなどでずいぶん変わってきます。季節の花を飾るのもいいかもしれません。装飾品は自分の好みに応じて部屋にマッチしたものを選べばよいと思います。AV機器も小型で性能がいいものが入手可能です。

 これからの時代にはパソコンは知的生産のための必需品で、スペースが許せば少し大きめのデスクトップ型パソコンを置き、それに合わせて周辺機器をうまくレイアウトするのがよいと思います。書斎に十分なスペースがないときには、小型のノート型パソコンを選ぶべきで、値段は少し高めですが、省スペースと同時に持ち運びが可能で、書斎以外の場所でも使うことが出来ます。


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